未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

🐓〝にわとり〟には真鯛のポワレ🐟

〝にわとり〟のエチケットで有名な《レロカント》。造り手はバロン・アルベール。健康と環境に対する意識の非常に高いシャンパーニュメゾンとして知られています。バロン・アルベールの得意とするのは、ピノ・ムニエをベースとしたやわらかなシャンパーニュづくり。

 

とくに《レロカント》は繊細でありながらも、はちみつバターたっぷりの焼きたてデニッシュを彷彿とさせます。合わせたいのは、なんといっても真鯛ポワレ。やわらかくフルーティな酸味がパリッと焦げた皮目の塩気と調和し、ふくよかなコクが身の締まった鯛本来の旨味をさらに引き立たせます。

まさにレロカント(感銘)級の相性の良さです😊!

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🍷オキテ破りの一手❗️

特別な記念日には、心に残るワインを楽しみたいものです。今日は〝オキテ破りの一手〟をご紹介します。それは、〝ファーストラベル〟と〝セカンドラベル〟を50:50の配分で混ぜてしまうという方法です。楽しむ順番としては(1)セカンドラベル、(2)ファーストラベル、(3)ハーフ&ハーフがオススメです。

 

ファーストラベルとは、造り手にとっての最上級のワインのこと。セカンドラベルとは、ファーストラベルの品質に届かなかった上級ワインのことです。

 

今回の〝オキテ破り〟のターゲットは、ボルドー地方はサン・ジュリアン村の《シャトー・ラグランジュ》。メドック格付けは第3級、ヴィンテージは2013です。ファーストラベルは、何度かスワリング(グラスを回して空気を含ませる)しても、なかなか香りが開いてくれない〝ツワモノ〟…。しかし、時間が経過するにつれ、竹林にいるような青さとすがすがしさに、鉛筆と黒こしょうの香り、プルーンエキスのような濃厚で厚みのある果実味が、大きな波のように訪れます。

 

一方セカンドラベルの《レ・フィエス・ド・ラグランジュ》は、透明感のある濃いルビー色で、鉄や血液などを想わせる香りが印象的です。やわらかで軽快なタンニンと、新鮮なブルーベリーのような果実味が、すっと舌になじみます。

 

同じ造り手、同じヴィンテージのファーストとセカンドの飲み比べは、ワインならではの楽しみ方のひとつです。さらに、両者をグラスの中でアッサンブラージュする(混ぜる)ことで生まれる〝シークレットラベル〟は滋味ゆたかな香りともに、ファーストともセカンドとも異なる、深淵なる新たな世界が広がります。ときにはカタチにとらわれないことも、ワインをより楽しむための秘訣かもしれませんね😊

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🍾小籠包にはブラン・ド・ノワール🍇

小籠包×シャンパーニュ。これがまたよく合います。なかでも、わずか17しかないグランクリュのひとつ、ヴェルズネイ村のブラン・ド・ノワールとの相性は抜群。ブラン・ド・ノワールとは、ピノ・ノワール100%でつくられる贅沢なシャンパーニュのことですが、なかでもミッシェル・アルノーの《グランクリュ ヴェルズネイ ブリュット トラディシオン》がイチオシです。

 

冷涼な北向き斜面で育ったピノ・ノワールの芳醇な香り、エレガントな酸、ピリッと感じるわずかな苦味が、薬味の千切り生姜のように、甘みある小籠包をきゅっとひきしめてくれます。加えて、すこし若めの白桃と、さらりとしたアカシアの蜂蜜香は、小籠包の風味をより豊かにし、スープと豚肉、そして《グランクリュ ヴェルズネイ》の圧倒的な凝縮感と熟成感が重なると、その味わいは濃厚なコクと深みある甘みに劇的な進化を遂げます。

 

小籠包にはヴェルズネイ産ブラン・ド・ノワール。オススメです😉

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👑女王が愛したシャンパーニュ🍾

「英国ヴィクトリア女王と、エドワード7世はこのシャンパーニュしか飲まなかった」

 

という逸話がのこる偉大なシャンパーニュ《ジョセフ・ペリエ/キュヴェ ロワイヤル》。当時、王室より授かった〝ロワイヤル〟の名は、いまでもエチケットに表記されています。

 

光かがやくゴールドカラーと、完熟桃をシナモンでフランベしたようなリッチな芳香。はつらつピュアな味わいの中にも、品ある旨みとコク、そして酵母の豊かな風味をつよく感じます。

 

そんな《ジョセフ・ペリエ/キュヴェ ロワイヤル》には、極上の〝黒豚肉〟を合わせたいものです。白身では淡白すぎて、またジビエでは獣臭が《ジョセフ・ペリエ》のエレガントさを損ないかねません。黒豚は臭みが少なく身質もやわらか、旨みの質は他の豚を抜きん出ています。

 

今回いただいたのは沖縄のブランド黒豚、〝やんばる島豚あぐー〟。旨み成分を多くふくむ琉球在来種アグー豚と、ロースにサシ(霜降り)が入りやすいデュロック種、赤身がきめ細やかなバークシャー黒豚の3種が交配された高級豚です。旨みだけでなく、上質な〝脂の甘み〟も、このあぐー豚の魅力です。

 

ロース肉はとくにやわらかく、きめ細やかな繊維から、旨みの凝縮した肉汁があふれます。サクサクと歯切れのよい脂身は、やさしい甘みをかもし出し、まるで、芳醇な《ジョセフ・ペリエ/キュヴェ ロワイヤル》と肉の旨みをつなぎ合わせてくれるかのよう...その心地よい甘みと、エレガントで深みのある余韻に、このうえない幸せを感じるのでした。

 

〝太陽の沈まない国〟といわれた大英帝国を63年7ヶ月にもわたり、治め続けたヴィクトリア女王。彼女もこの《ジョセフ・ペリエ/キュヴェ ロワイヤル》には心をゆるし、癒しと至福のひとときを過ごしていたのかと思うと、美味しさもひとしお、感慨深く感じます。

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🍣〝鮨シャン〟の不文律🍾

鮨にシャンパーニュを合わせる〝鮨シャン〟。覚えておきたいのは、鯛やヒラメ、イカなどの味の薄いネタには「NV」を、トロやうに、鰻(うなぎ)などの味の濃いネタは「ミレジメ」を合わせるという〝鮨シャン〟の不文律です。同じ造り手の「NV」と「ミレジメ」を同時に楽しむ機会に恵まれるのなら、〝鮨シャン〟の醍醐味はぐっと広がります。

 

なかでもオススメは、1970年創業のクリスチャン・エティエンヌの「NV」と「ミレジメ」。その違いが明瞭だからです。

 

「NV」はNon Vintage(ノン・ヴィンテージ)の略で、味の均一性を維持するために、複数年のワインをブレンドしてつくられます。たとえば、私のお気に入り《ブリュット キュヴェ トラディシオン NV》は、金木犀(きんもくせい)の香りがふわりと舞い、金柑のシロップづけのような心地よい甘味が口の中いっぱいに広がります。淡泊な白身魚などを合わせると、素材のやさしい甘みを助長しながら、単調な味わいに華やかさと膨らみを与えてくれるのです。

 

一方ミレジメ(ヴィンテージ)は、複数年のブレンドではなく、作柄のすばらしい秀作年のみのぶどうでつくられます。そのため収穫年によって味は異なりますが、熟成期間が最低36ヶ月と定められている「ミレジメ」は、15ヶ月の「NV」と比較すると芳醇でリッチな味わいが広がります。《エクストラ ブリュット ミレジメ2010》もしかり。ブランデーの芳香とともに、フランベの炎までもを彷彿とさせる、力強さと深みある味わいが特徴です。そのため濃厚なネタにもパワー負けせず、凝縮された素材の旨みをよりいっそう引き立ててくれるのです。

 

味の薄いネタには「NV」シャンパーニュ、味の濃いネタは「ミレジメ」シャンパーニュ。私にとっての〝鮨シャン〟の楽しみ方のひとつです😊🍣🥂

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🍾関西風おでんの大根には〝ノン・ドゼ〟

関西風おでんの大根には〝ノン・ドゼ〟がおすすめです。〝ノン・ドゼ〟とは、ノン・ドザージュ、すなわちドザージュ(加糖)を行わないシャンパーニュのことです。辛いだけで味が単調になりがちなスパークリングワインと異なり、アヤラという造り手の〝ノン・ドゼ〟《ブリュット ナチュール》はひと味違います。アイ村の極上ピノ・ノワールが含まれるため、余韻にほんのり甘みを感じるのです。その甘みが、繊細で優しいテイストの関西風おでんの大根の甘みと絶妙に重なります。寒い冬は、やっぱりおでんに限りますね🍢😉

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🐟オイルサーディンには、熟成グレノ

オイルサーディンには、熟成グレノ。このうえない相性のよさです。グレノとは、ポメリー社が、創業者であるナルソノ・グレノ氏の名を冠してつくる《グレノ グラン プレスティージュ ブリュット》のことです。このシャンパーニュは10年以上熟成させると、濃厚なコクと甘みとともに炭火でこんがり焼けたサンマや丸アジのような〝焦げ旨〟の苦味が訪れます。

 

熟成グレノの上品でエレガントな酸は、まったりとした脂と絶妙にからみ合いながら、イワシの濃縮された旨みを際立たせます。と同時にオイルサーディンに含まれる塩味が、熟成グレノ特有の〝焦げ旨〟の苦味をおさえ、シャンパーニュの果実味を引き立ててくれるのです。

 

オイルサーディンには、熟成グレノ。お互いの魅力を高めあう、とっても素敵な関係です!🍾💓 🐟

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