未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

☀️夏だからこそのシャンパーニュの楽しみ方🥂

日本でも、ようやく〝ピシン〟という飲み方が市民権を得たように思えます。ピシン(Piscine)とは、フランス語で「プール」を意味し、シャンパーニュに氷を入れて楽しむことです。

 

難点は時間が経つにつれ濃度が薄くなり、おいしさが失われることでしたが、最近では〝ピシン〟専用に開発されたシャンパーニュも各メゾンから提供されています。その代表が、《モエ エ シャンドン/アイス アンペリアル》。ホワイトを基調としたデザインは、見た目も涼しげで、リゾート気分を高めてくれます。

 

そこで今回は、私流の〝ピシン〟の3つの楽しみ方を伝授いたします。

 

その1:【フルートグラスよりも、大きなふくらみのあるグラス】

 

大きなふくらみのあるグラスに比べて、フルートグラスだと、香りが広がりません。《アイス アンペリアル》特有のマンゴー、パッションフルーツ、ハイビスカスなど、とてもはなやかな南国を想わせる香りをより引き出すという点では、フルートグラスでは分が悪いのです。

 

その2:【プラスチックよりも、クリスタル製】

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どのリゾートホテルでも、プールサイドではプラスチック製のグラスが多く提供されますが、どうしても口元に触れたときに違和感やストレスを感じてしまいます。クリスタル製の魅力はなんといっても口当たりのよさ。やはりシャンパーニュは〝ガラス〟にこだわりたいです。

 

その3:【クラッシュアイスよりも、大きなロックアイス】

 

モエ・エ・シャンドン社はクラッシュアイスを推奨しているようですが、私は断然大きなロックアイス派です。ロックアイスよりも、クラッシュアイスのほうが表面積が大きいため、プールサイドでは氷が早く溶けてしまいます。水っぽくなるのを防ぐためにも、大きなロックアイスがオススメです。

 

 

これから夏本番。プールサイドでシャンパーニュを楽しむ機会があれば、ぜひ(1)大きなふくらみのある(2)クリスタル製のグラスで(3)大きなロックアイスを入れて、〝ピシン〟をお試しくださいね👙🍾✨

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🍇フルーツとしてのぶどうとワイン用のぶどう🍷

「ぶどうの王様〝巨峰〟から、ワインはつくれるの?」

 

ワインに興味をもちはじめて間もないころ、そんな素朴な疑問がふと頭をよぎりました。

 

ワインづくりには糖度の高いぶどうが不可欠です。ぶどうに糖分が多く含まれていないと、酵母菌が糖分を分解できず、うまくアルコール発酵が進まないからです。それなら、ジューシーで甘い〝巨峰〟でワインをつくったら、「さぞかしおいしいに違いない!」と単純に思ったのです。

 

ところがワインを学ぶにつれ、〝巨峰〟はワインには適さないということがわかりました。巨峰の糖度はおよそ16~18度。しかしワイン用のぶどうは、20度を超える高い糖分が求められるのです。つまり〝巨峰〟では、全然糖度が足りないのですね。

 

そんなことを思い出しながら、レモネードでさわやかに喉をうるおした後、〝巨峰〟とデラウェアを食べ比べてみると、あらためてその糖度の違いを実感します。当然ながら、糖度20~23度もあるデラウェアの方が圧倒的に甘いのです。

 

「だから、デラウェアでつくられたワインは多く、〝巨峰〟を品種とするワインは極端に少ないのね…」ともの思いにふける私なのでした☺️

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〝鮪節〟にはテタンジェ🥂

出汁(だし)の主流は「かつお節」です。

「昆布」と「煮干し」あわせて出汁の〝三種の神器〟といわれますが、京都の料亭でよく見かける「鮪(まぐろ)節」の出汁が、私のお気に入りです。素材を引き立てる、ほんのりとした上品な甘みがたまりません。

 

そんな鮪節の出汁と《テタンジェ/ブリュット レゼルヴ》の相性は最強です。鮪節の出汁とシャンパーニュを一度に口に含むと、まったく別次元の味に進化します。

 

もともと酸味が少ない鮪節の出汁に、テタンジェ特有の繊細でキレのある酸味が加わると、上品な風味はそのまま残しながら、厚みと深みのあるコクがあらわれてくるから不思議です。

 

さらに《テタンジェ/ブリュット レゼルヴ》の〝すだち〟を感じさせる柑橘系のさわやかさが、やさしい鮪節の出汁の味わいを引き締め、輪郭を際立たせてくれるのです。

 

マリアージュってほんとうに素晴らしいですね☺️

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シャンパーニュに合うハンバーグ🍴🥂✨

ゴルゴンゾーラハンバーグこそ、私の得意料理です🧀

 

口に含んだ瞬間にジューシーな肉汁がじわっと広がった後、青かび特有のピリっとした刺激がズドーンと遅れて訪れます。お肉の旨味とブルーチーズの塩辛さ、2つの異なる味を〝時間差〟で楽しめる逸品です。

 

そのブルーチーズの引き立役としては、力強く厚みのあるものよりも、優しい泡で包んでくれる《ジョセフ・デプロワ》がオススメ。やさしい風味のマイルドな味に仕上がっているのは、セパージュにピノ・ムニエが含有されていないことだけでなく、できるだけ農薬を用いない「リュットレゾネ」栽培されたぶどうを使用しているためです。

 

《ジョセフ・デプロワ》もゴルゴンゾーラ・ピカンテも共通しているのは、〝ブリュット(辛口)〟なのに、不思議とほんのり甘味が感じられる点です。いつも両者の比類なき相性の良さを実感しています👏😊👏

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赤はオトナっぽくも、かっこよくもなる色🌹

お部屋にはいつも、「お花のある生活を」と心がけています。


今回は、アマダ、ヴァニティルージュ、サムライ、ファーストエディションという4種類の赤バラをチョイス。


よく観察すると、咲き方や色合い、花びらの形・雰囲気、柔らかさなど少しずつ異なりますが、レッドカラーは質感や種類、マリアージュ(組み合わせ)によって、オトナっぽくも、かっこよくもなる色ですね😊

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🐟コハダには女性的ムルソー

いま、世界から高く評価されている日本人醸造家といえば、なんといっても仲田晃司さんでしょう。その仲田さんのワインの〝個性〟は、ムルソーによく表れています。ムルソーという村は、世界最高峰の白ワインを生み出す産地のひとつとして知られており、熟れた柑橘系の果実や樽の風味が染み込んだ熟成感がムルソーワインの特徴です。これが、力強く男性的といわれる所以でしょう。ところが、仲田さんの《ルー・デュモン/ムルソー2013》はひと味違います。上品かつ柔和な樽香のもと、とても繊細な女性的テイストなのです。

 

そんな《ルー・デュモン/ムルソー2013》に合わせたいのは、フレンチではなく「鮨」。なかでも、コハダに合わせてほしいのです。脂ののった青魚特有の旨味とほのかに香る甘酸っぱい梅香、そして女性的なムルソーが同時に一体となって口のなかで交わると、白檀(びゃくだん)のような妖艶な香りに包まれるなか、上品でまろやかな酸味に変化するのです。思わず「ファンタスティック!」と叫んでしまいました。

 

同じ畑のぶどうから造られるワインでも、造り手によって違いがでることこそ、ワインを楽しむ醍醐味です。造り手の性格は、ワインに表れるといわれます。ワインに愛情を注ぎ続ける仲田さんの繊細さやきめ細やかさが、コハダの梅酢〆とのマリアージュを通じて伝わってくるようでした✨✨

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🍇クリマ、おそるべし!

ブルゴーニュワインを格付けする要素のひとつに、〝クリマ〟があります。

 

クリマとは、ひとつのぶどう畑から細かく区切られた特定区域のことを意味します。

 

なんといっても〝クリマ〟によって、ワインの味が大きく変わることが最大の魅力

 

たとえ同じ造り手、同じぶどう品種、同じ村名、同じヴィンテージのワインであったとしても、クリマがわずか数メートル違うだけで、「これほどまでに味は変わるの?」ということに、今回のブラインドテイスティングを通じてあらためて気づかされました。

 

これこそクリマの偉大さであり、ワインの奥深さですね🍷

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