春の山菜〝ふきのとう〟といえば、舌がピリッとするほど強い苦味が特徴です。
この苦味と合うワインは、
《ボーモン デ クレイエール/グラン レゼルヴ ブリュット》
このシャンパーニュは白亜質土壌(=クレイエール)100%の土地で造られるという大変めずらしいもので、地質特有のキリリとしたミネラル感(塩味)とさわやかなレモン果汁の風味があります。
ベニエ(和食では天ぷら)と相性が良いのはもちろんですね。
それに加えて「ボーモン デ クレイエール」は、〝木の芽〟を想わせる青々しさとわずかな甘みを感じます。
ふきのとうと一緒にいただくと、苦味を少し丸くしてくれて、青々しさといっそうふくらんだ春の香りが鼻からスーッと抜けていくのです。思わず目を閉じて、余韻に浸る私なのでした。
〝ふきのとう〟と〝ボーモン デ クレイエール〟
楽しめる季節はあとわずかですが、機会があればぜひご賞味ください。