シャンパーニュに認められているぶどう品種は、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエの3品種です。
その中でピノ・ムニエはあくまでシャルドネやピノ・ノワールの引き立て役、味の調え役としていつも取り扱われます。そのためピノ・ムニエをメインとするシャンパーニュは世の中にほとんど存在しないのです。
ところが、ローシェという造り手はこの脇役を主役にして、世の中を驚かせました。それが、
《シャトー・ド・ローシェ/キュヴェ・セレクション・ブリュット》
このシャンパーニュは、なんとピノ・ムニエが85%も含まれるとても珍しい〝ブラン・ド・ノワール〟なのです。
以前にご紹介した「バロン・ドーヴェルニュ・フィーヌ・フルール」もブラン・ド・ノワールですが、まったく似ても似つかないテイストです。
香りも味も、まるで〝黒酢ハチミツ〟のようで、比内地鶏の引き締まった弾力、そして噛めば噛むほど口に広がるジューシーかつ濃厚な旨味に決して負けることはありません。
そしてピノ・ムニエ特有のパンチの効いたボディと果実の凝縮感が絶妙にからみあい、見事なまでのマリアージュを奏でるのでした🥂✨
シャンパーニュは知れば知るほど、本当に奥深いです...