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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

十勝若牛の炭火焼きには、スーパータスカン

噛めば噛むほど口の中いっぱいに旨味が広がる十勝若牛(とかちわかうし)。脂身が少ない赤身にもかかわらず、肉質がとてもやわらかいのが特徴です。そんな十勝若牛の魅力を最大限に引き立てるには炭焼き。炭火焼きのすばらしさは、遠赤外線効果により表面をすばやく焼き上げることで肉の旨みを閉じ込めながら、近赤外線効果により内部にしっかり火が通ることです。


そんな炭焼き十勝若牛と相性抜群なのが「ルーチェ」というスーパータスカン。いうまでもなくスーパータスカンとは、法規制にとらわれることなく、妥協を許さず、とことんおいしさを追求したハイクオリティワインです。


ティレニア海とアミアータ山に挟まれたモンタルチーノ村(トスカーナ州)は、朝は海からの暖かい風が吹き、夜は山からの冷たい風が吹き込むという理想の地理的環境が整っており、この昼夜の寒暖差によって、スーパータスカンには甘味を帯びた凝縮感あふれる果実味が生まれるのです。


そこで十勝若牛の焼き上がり直後は《ルーチェ2015》、時間が経って味が落ち着いたころには、ルーチェのセカンド《ルチェンテ2015》がオススメ。サッシカイアなど他のスーパータスカンと「ルーチェ」が一線を画する点は、カベルネ・ソーヴィニヨン主体ではなく、イタリアの土着品種サンジョヴェーゼ主体でつくられる点です。カベルネ・ソーヴィニヨンのようにしっかりとしたボディをもちながらも、ピノ・ノワールのように滑らかな味わいをサンジョヴェーゼというぶどうの品種はもち合わせています。


サンジョヴェーゼとメルローが半量ずつ含まれる《ルーチェ2015》は、フルボディ。熱したての肉の芳ばしさを増幅させ、閉じ込められた肉の旨味と凝縮された甘い果実味が口の中いっぱいに広がります。それに対し《ルチェンテ2015》は、メルロー75%、サンジョヴェーゼ25%のミディアムボディ。みずみずしくやわらかな味わいで、繊細な赤身肉の甘みを引き出します。


炭火焼きもワインも時間が経つにつれて、味に変化がおとずれるのは同じです。そのためスーパータスカンの同じ造り手の同じヴィンテージのファーストラベルとセカンドラベルを同時に抜栓することで、焼きたて直後と時間が経ってからの炭火焼きのそれぞれ異なるマリアージュを楽しむことができるのです🥩🍷🍴

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