未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

ロッシーニが奏でる、マリアージュ

作曲家と美食家、ふたつの顔をもつロッシーニ。かれが考案した「牛ヒレ肉のロッシーニ風」は、ステーキをフォアグラとトリュフとともにいただく、華やかなメインディッシュです。

わたしはこの料理に、フルボディーの赤ではなく、ほどよくこなれたオークセイ・デュレス村のワインを合わせます。偉大なロッシーニ料理を引き立てるには、「ヒレ肉」「フォアグラ」「トリュフ」をひとつに結ぶ〝ピアノ線〟のようなワインが必須です。オススメは、エレガントな細さと芯の通った強さをあわせもつ《コシュ・ビズ・アール/オークセイ・デュレス2010》。

 

エッジはオレンジ色に枯れつつも、なめらかなタンニンがしっかりと主張。しずかに舌にひろがるエレガントな旨みが、味わいのピークであることを物語っています。この絶妙のこなれ感が各食材のうまさを洗練し、一本の線上に結びつける。ロッシーニの代表作である「スイス軍の行進」のファンファーレが鳴り響くかのように、華やかな料理がより鮮烈に引き立てられるマリアージュです🎺✨

f:id:hrm628:20191220042952p:image