フルートグラスにイチゴを浮かべていただく「シャンパンベリー」。フルーツのなかでも、とくにイチゴとシャンパーニュの相性は抜群です。
そのイチゴがデザートにアレンジされた際は、熟成シャンパーニュで楽しむのがわたし流。熟成でまろやかなった酸がデザートをすっきりとした甘みに変え、芳醇さがアルコール度数の高いラム酒をフランベしたかのように〝おとなテイスト〟に仕上げてくれるからです。
なかでも生クリーム系には、主要品種にピノ・ブランが含まれる《エリック・シュレイバー》の熟成を。ピノ・ブランは熟成すると、生乳となめらかに絡む果実味と酸味を呈します。クリームのコクが増し、デザートの味わい全体がボリュームアップするイメージです。
一方、チョコレート系には《タルラン/キュヴェ・ルイ》のように、シャルドネとピノ・ノワールが半量ずつブレンドされた熟成もの。このキュヴェ・ルイはノン・ヴィンテージでありながら、瓶内二次発酵と澱(おり)熟成の期間が15年という驚異的な長さが特徴です。シャルドネの繊細な酸味とピノ・ノワールの甘味の相互作用で、甘酸っぱいイチゴに凝縮感がうまれ、チョコレートとの相性がさらによくなります。
ショートケーキからパフェ、アイスクリームなどさまざまなイチゴを楽しめるデザートビュッフェ。ぜひ、熟成シャンパーニュとともにお楽しみください🍰🥂✨