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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

バラとロゼの共通点

フランス語で〝バラ色の〟という意味のロゼ・シャンパーニュ。その製造方法はおもにふた通りです。黒ぶどうを果皮種子ともに浸漬し、色づいた果汁をぬきとる「セニエ法」。傾向として、色素がしっかり抽出されるので濃い色合いのロゼ・シャンパーニュとなります。対して、白ワインに少量の赤ワインを混ぜるのが「ブレンド法」。絶妙な調合バランスで、淡~濃くうつくしい色調をかなえます。

 

このブレンド法でロゼ・シャンパーニュを初めてつくったのが、1772年創業の《ヴーヴ・クリコ》。メゾンの顔である《イエローラベル》をベースに、上質の赤ワインをブレンドして《ローズラベル》がつくられます。爽やかでバランスのとれたイエローラベル。磯の香りただようアワビと相性抜群です。ローズラベルには、〝肝あえ〟がオススメ。とりわけ蝦夷アワビは肝の渋みがまろやかで、複雑ながらも旨味がきわだつ逸品。ローズラベルの深みと骨格ある味わいが、貝の旨味、絶妙なほろ苦さを引き立て一層おいしくいただけます。

 

セニエ法は抽出される色や渋みの調整が難しく、ブレンド法は赤ワインを別途につくる手間を要します。ロゼ・シャンパーニュは、労を惜しまない生産者の卓越した技術力のたまものです。きれいなバラが咲くのも、手間暇をかけ愛情をそそぐからこそ。バラもロゼもおなじですね🌹🥂✨

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