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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

シャンパーニュのシャブリ

シャンパーニュのおもな生産地は、シャルドネの「コート・デ・ブラン」、ピノ・ノワールの「モンターニュ・ド・ランス」、ピノ・ムニエの「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」の三地区です。これらが属するマルヌ県の栽培面積は、シャンパーニュ全体の七割をしめます。

 

そんななか、忘れてはならない銘醸地がオーヴ県の「コート・デ・バール地区」。シャンパーニュ地方の南に位置します。最大の特徴は、その地質。ジュラ紀のキンメリジャンという石灰質土壌で、いわずもがな、ブルゴーニュのシャブリとおなじ土壌です。ミネラル豊富で旨味のつよい果実となる、キンメリジャン。シャブリはシャルドネ種ですが、より冷涼なコート・デ・バール地区では、おもにピノ・ノワールが栽培されています。

 

わたしのお気に入りは、ポリゾという小さな村のRM、《ピオロ》。自然に配慮したブドウ栽培で、優しくもしっかりとした骨格ある味わい。黄金色に輝く《キュヴェ・ド・レゼルヴ》は、酵母の香りがふわっと広がり、腹の底まで染みいる深いコク、絶妙な熟成感がとても美味です。あわせる料理は、塩とオリーブオイルのみでいただく新鮮なサラダがおすすめ。野菜本来の甘みと滋味ぶかい旨みが、ピノ・ノワールのコクで一層ゆたかに感じられます。

 

モンターニュ・ド・ランスのチョーク土壌とは、ひとあじ違った〝コート・デ・バール〟のピノ・ノワール。ぜひ、お試しください🍇🥂

 

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