未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

メゾンの威信をかけて

F1(エフワン)といえば、表彰式のシャンパン・ファイト。おなじみの豪華絢爛なパフォーマンスで、シャンパーニュ普及の一端を担ってきたともいえるでしょう。

 

おなじく〝シャンパン・アンバサダー〟として、わたしが注目しているのがサッカー。競技人口2億5千万以上、ファンは50億人をこえる超国際的なスポーツです。その頂点を争うFIFAワールドカップが2013年、初の〝公式シャンパーニュ〟を発表したからです。かずある生産者のなかから抜擢されたのは、フランスを代表する老舗メゾン《テタンジェ》。

 

初代《2014年ブラジル大会限定ボトル》は、ほんのり柑橘と熟成香。テタンジェらしいエレガントな姿で、徐々に熟成が始まっている印象です。上品な「メイタガレイ」の鮨と相性抜群で、添えられた肝が、シャンパーニュの苦みと調和します。二代目が《2018年/ロシア大会限定ボトル》。グレープフルーツを想わせる爽やかなフレッシュ感が特徴。ときとして〝単調さ〟を覚えるフレッシュ感ですが、このテタンジェは極めて複雑で分厚い旨味を感じさせます。こちらは濃厚な旨みと歯ごたえが特徴の白身、「アカハタ」にうってつけ。

 

仏大統領主催のレセプションや、ノーベル賞の晩餐会でふるまわれるテタンジェ。そんな格式あるメゾンが、世界のVIPだけでなく、より多くの人々にシャンパーニュのすばらしさを伝えるため、威信をかけて獲得した二度のFIFA契約。次なる2022年カタール大会でも、その大役を果たしてくれることをわたしは期待しています🍾✨

 

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