冬を代表する高級魚、〝フグ〟と〝クエ〟。鍋も美味ですが、弾力ある歯ごたえの鮨もまた絶品です。
食感にくわえ、握りにすると見た目も区別できないほど、双方うつくしい白身。ところが頬張ってみるとその差は歴然。フグは甘味と旨味がつよく、まさに舌鼓をうつ美味しさ。対してクエは、淡泊であっさり。すこし物足りなさすら感じますが、上品な旨味がじわじわと続き、それが何ともあとを引くうまさです。
そんな二貫にはキャティアという造り手の《ブリュット・プルミエ・クリュ》と《ブリュット・ロゼ》がおすすめ。ともに黒ぶどう主体で、魚の旨みと調和するコク。さらにプルミエ・クリュは濃厚なフグを引き立てるミネラル味、ロゼは繊細なクエを包み込む厚みが特徴です。なにより、キャティア特有のやわらかさが、双方から〝やさしい〟甘みを引き出します。
「鍋の王様」と称されるフグとクエ。キャティアはそんな王様の、うちに秘めた一面を垣間見せてくれるよう。そんな〝王様たち〟にはぜひキャティアを添えて、引き出される自然の甘みをご堪能ください🍣🥂✨