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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

うな重にあわせるワイン

関東と関西でことなる食文化。うなぎの蒲焼きはその最たる例です。関東のさばき方は、背開き。武士の多い江戸では、腹開きは割腹を連想させると敬遠されました。一方、商人の町、上方では「腹を割って話す」に通じる腹開きが好まれ、定着したのだとか。とかくいうものの、古今東西あいされる日本食うな重」。そんなうな重に合うワイン、ベスト3をご紹介します。

 

第3位:ソーヴィニヨン・ブランの白ワイン
ソーヴィニヨン・ブランといえば、フレッシュハーブの香りが特徴。青々しくさわやかな芳香が、薬味の〝山椒〟のようにうなぎの旨味をひきたてます。

 

第2位:エクストラ・ブリュットのシャンパーニュ

極辛口のシャンパーニュ。一般的なブリュットより加糖量がすくなく、エッジの効いた酸が魅力。うなぎの甘みがきわだちます。また、この酸が脂っぽさを拭ってくれるので、くどくならず最後のひとくちまで美味しくいただけます。合間に〝吸い物〟で口をリセットするのと同様。

 

第1位:熟成ブルゴーニュの赤ワイン
熟成ブルゴーニュの魅力は、乳酸系のやわらかな旨味。〝奈良漬け〟がつけあわせの定番であるように、この旨味がうなぎのコクにまろやかさを付与。より芳醇なうな重が味わえます。今回のつくり手は《ラブレ・ロワ》。クルーズ船や航空会社にも採用され、その品質は折り紙つきです。多彩なラインナップのなかでも、メゾンの本拠地である《ニュイ・サン・ジョルジュ1996》がわたしのお気に入り。芳醇なトリュフの芳香に、乳酸飲料のようなまったりとした旨味と熟成酸。まろみを帯びたうなぎの脂が舌をつつみこみ、やさしい酸がそれを導くかのごとく、深くしみわたります。

 

ワイン選びで悩んだときは、料理に添えられている薬味やつけあわせに着目することをオススメします。皿の上の〝名脇役たち〟にヒントが隠されているからです🥂🍴

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