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「色」を制するものは、ロゼ・シャンパーニュを制する

フランス語で〝バラ〟を意味するロゼ・シャンパーニュ。美しい色合いは、まさにバラを飾ったかのように、テーブルをはなやかに彩ります。系統別に配列した〝カラーチャート(色見本)〟のように、その色調はさまざま。

 

ロゼ・シャンパーニュを語るに、この「色」の知識は不可欠。色が似ているロゼは、不思議と味わいも似ているからです。たとえば、濃いレッドピンクの「モエ・エ・シャンドン」と「ローラン・ペリエ」。くすんだサーモンピンクの「ニコラ」と「ロアン・ロッセ」のように。前者はセニエ法、後者はブレンド法によるロゼ・シャンパーニュです。

 

セニエ法」は、黒ぶどうを果皮種子ともに浸漬。色づいた果汁をとりだし、アルコール発酵させます。色素がしっかり抽出されるため、色は濃いレッドピンクに。味わいは、苺やクランベリーなどのベリー風味がゆたかで、黒ぶどう由来のタンニン(渋み)もつよめです。対して、白ワインに赤ワインを混ぜる手法が「ブレンド法」。サーモンピンクやローズピンクを呈し、セニエ法にくらべると淡い色調です。味わいにおけるベリー感やタンニンは穏やかで、よりクリアな印象。「セニエ法」は黒ぶどうの浸漬時間がながいほど、「ブレンド法」は赤ワインのブレンド比率がたかいほど、色は濃く、前述の味特徴も顕著となります。

 

そんなロゼ・シャンパーニュを、ぎょうざと楽しむのがわたし流〝ギョウシャン〟。セニエ法のモエ・ロゼには、パクチーぎょうざといったすこし個性派を。甘酸っぱいベリー風味と、相性が格段よいからです。一方ブレンド法のニコラ、ロアン・ロッセは定番ぎょうざといただきます。ロゼの複雑味がありつつ、すっきりとした味わいは、肉の甘味、ニラの芳香、ニンニクの力づよさを引き立ててくれるのです。

できるだけ多くのロゼ・シャンパーニュの「色」を覚えることが、マリマージュ上達への近道。合わせる料理の色もイメージすることが大切です。経験を積んで、オリジナルの〝ロゼ・シャンパーニュ・カラーチャート〟を完成させてくださいね🎨✨

 

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