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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

ワインクーラーを活用せよ

いわずもがな、ワインクーラーはワインを冷やすためのもの。使い方次第でワインと料理、双方のおいしさが向上します。具体的には、ワインをクーラーから出し入れし、温度を調節するという使い方。わたしは普段、下記のふたつの観点から温度調節をおこないます。

 

ひとつめは「ワイン」にあわせた温度調節。例をあげると、ドイツの甘口リースリングなら低めの6-8度。甘味がひきしまり、すっきりとした味わいに整います。また、ブルゴーニュの熟成シャルドネであれば、高めの10-14度。ゆたかな芳香と芳醇な旨味をより一層堪能できるからです。

 

ふたつめが「料理」に着目した温度調節。たとえば、新鮮であっさりとした「活鯛」の鮨には、6-8度のシャンパーニュ。しっかり冷やすことで味わいがシャープとなり、淡泊な鯛の旨味が引き立ちます。対して、ねかせて旨味の増した「昆布じめ鯛」であれば、8-10度に調節。すると厚みとコクが増幅したかのように、濃厚なタネと調和します。

 

複数のシャンパーニュ、今回であれば《ボワゼル》二本を同時抜栓すると、鮨ダネに合わせてシャンパーニュを選ぶことができます。ワインクーラ―を使いこなせば、同等の楽しみ方がシャンパーニュ一本でかなうのです。鮨ダネごとの温度調節は知識と経験を要しますが、鮨の楽しみ方が一段と広がるのでぜひ、体得してくださいね。ちなみに、室温のシャンパーニュを氷水のワインクーラーにいれるとおよそ30分で5度まで冷却。クーラーから出し、1度上昇するのに約2分半。ご参考になれば幸いです🥂✨

 

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