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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

裏メニューの「トロ芽ネギ」

「きざみネギ」は〝薬味〟の定番。みそ汁やざる蕎麦など、とりわけ日本食と好相性。そんな一般的なネギと、一線をかくす存在が「芽ネギ」。芽ネギは、発芽してまもなく刈りとられた極細のネギ。それ単品で、れっきとした鮨ダネとして周知されています。やさしい甘みとピリッとした辛み。こんやは〝熟成ランソン〟とともにいただきます。

《ランソン》といえばエッジのきいた酸が特徴ですが、熟成ランソンはおどろくほどにやさしい味わい。《エクストラ・エイジ》も例外ではありません。創業250年を記念しリリースされた特別銘柄。2004、2005、2006年の3ヴィンテージがブレンドされています。白は、柑橘系のすっきりとした印象で、味わいは淡白。角がなくなめらかで、くちにふくむと味蕾(みらい)のすきまに染み入るよう。一方ロゼは、アップルビネガーを想わせる香りと酸。厚みとコクが、経年変化でまろやかな甘みと化しています。芽ネギの甘みと重なるように調和し、ネギ特有の青みをきわだたせます。

芽ネギは単品で握られることがほとんど。しかし意外にも、「トロ」との相性は抜群。トロとネギの甘みが融合し、芽ネギの辛みはワサビにとって代わり、鮨をひきたててくれるのです。おすすめの「トロ芽ネギ」ですが、メニューにある鮨屋はそう多くはありません。まずはお店にかよい、大将と仲良くなったらリクエストしてみてくださいね。その相性のよさに、感動することちがいなしです✨

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