2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
食前から食後までシャンパーニュで通すことは、私の鮨の楽しみ方のひとつでもあります。20代のころはシャンパーニュは食前酒と思い込んでいましたが、シャンパーニュの奥深さを知れば知るほど、鮨との相性がとてもよいことに気づかされます。 シャンパーニ…
ヴェルズネイ村と並ぶ、ピノ・ノワールの銘醸地、アンボネイ村。チョーク層の南東向き斜面が、豊潤な果実味のなかにも、フィネスを感じる秀逸なシャンパーニュを生みだします。 このアンボネイのピノ・ノワールを十二分に堪能できるのがRM(小規模生産者)の…
〝にわとり〟のエチケットで有名な《レロカント》。造り手はバロン・アルベール。健康と環境に対する意識の非常に高いシャンパーニュメゾンとして知られています。バロン・アルベールの得意とするのは、ピノ・ムニエをベースとしたやわらかなシャンパーニュ…
特別な記念日には、心に残るワインを楽しみたいものです。今日は〝オキテ破りの一手〟をご紹介します。それは、〝ファーストラベル〟と〝セカンドラベル〟を50:50の配分で混ぜてしまうという方法です。楽しむ順番としては(1)セカンドラベル、(2)ファー…
小籠包×シャンパーニュ。これがまたよく合います。なかでも、わずか17しかないグランクリュのひとつ、ヴェルズネイ村のブラン・ド・ノワールとの相性は抜群。ブラン・ド・ノワールとは、ピノ・ノワール100%でつくられる贅沢なシャンパーニュのことですが、な…
「英国ヴィクトリア女王と、エドワード7世はこのシャンパーニュしか飲まなかった」 という逸話がのこる偉大なシャンパーニュ《ジョセフ・ペリエ/キュヴェ ロワイヤル》。当時、王室より授かった〝ロワイヤル〟の名は、いまでもエチケットに表記されています…
鮨にシャンパーニュを合わせる〝鮨シャン〟。覚えておきたいのは、鯛やヒラメ、イカなどの味の薄いネタには「NV」を、トロやうに、鰻(うなぎ)などの味の濃いネタは「ミレジメ」を合わせるという〝鮨シャン〟の不文律です。同じ造り手の「NV」と「ミレジメ…
関西風おでんの大根には〝ノン・ドゼ〟がおすすめです。〝ノン・ドゼ〟とは、ノン・ドザージュ、すなわちドザージュ(加糖)を行わないシャンパーニュのことです。辛いだけで味が単調になりがちなスパークリングワインと異なり、アヤラという造り手の〝ノン…