2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「海のダイヤモンド」とよばれる、貴重なキャビア。チョウザメの卵を塩づけにしたもので、おもにベルーガ、オセトラ、セヴルーガの3種類のチョウザメから採取されます。 なかでも、わたしのお気に入りはセヴルーガ。もっとも小型のチョウザメで、卵も極小。…
「ウニ」とひとくちに言っても種類、採取場所、季節などにより、その味わいは多用性をもちます。複数の種類を食べ比べ、自分の好みを見つけるというのもウニの楽しみ方のひとつでしょう。 その際、〝極辛口〟のシャンパーニュを合わせることをお勧めします。…
ブルゴーニュの「古酒の神」、と称させるのが≪ルモワスネ≫。このドメーヌのオールド・ヴィンテージには、経年数からは考えられないほどの、若々しさが残っています。 ではなぜ、ルモワスネのワインは古酒でも若さを感じるのでしょう。 そのわけは「蔵出し」…
似て非なる、アナゴとウナギ。類似した見た目でも、生体と味わいは歴然の差です。 アナゴもウナギも、ともに海でふ化。アナゴはそのまま海で生息する「海水魚」であるのに対し、ウナギは川をのぼるため、「淡水魚」に位置づけられます。 また、旨みのモトと…
ワインづくりにおいて、このうえなく天候に恵まれ、最高品質のブドウが収穫できた年を「あたり年」と呼びます。ヴィンテージ・チャートは生産地で異なりますが、シャンパーニュ地方にとっての1982年は、空前絶後のあたり年といえるでしょう。 しかしながら、…
土瓶蒸しとワイン。両者に共通するのは、〝土〟によっておいしさがもたらされる点です。 土鍋が料理をおいしくすることは広く知られていますが、材質がおなじ土瓶もまたしかり。土に含まれる小さな気泡によって遠赤外線効果がうまれ、沸かしたお湯はまろやか…