2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
白身には白シャンパーニュ、赤身にはロゼ・シャンパーニュ。 刺身とシャンパーニュのわたし流の楽しみ方です。でも1本で楽しむなら、シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールが1/3ずつバランスよくブレンドされたシャンパーニュがオススメ。シャルドネは…
世界最古のメゾンのひとつ《ツァリーヌ》。なかでも《キュヴェ・プレミアム・ブリュット》は、のどを〝通過する〟過程で、苦味が甘味に変換されるという不思議なシャンパーニュです。 それを実感できる一番の料理が、エスカルゴのオーブン焼き。《キュヴェ》…
鮨にシャブリを合わせるのは、定番中の定番。でもこれが〝熟成鮨〟となると少し事情が変わるのです。 シャブリは基本的に冷涼感と爽快感が魅力のワインです。鮨と大変よく合います。熟成鮨はというと、旨みの凝縮感が特徴で、通常のシャブリとでは反発しあっ…
牡蠣(かき)には「シャブリ」。マリアージュの定番です。シャブリのフレッシュなミネラル感とエッジのきいた酸味が、牡蠣の旨味をひき立てるからです。しかし、焼き牡蠣(やきがき)となると、話は変わります。通常のフレッシュなシャブリでは、舌の上で素…
柑橘系テイストの《ベルトラン・デレスピエール》。フルーツとの相性は抜群ですが、グラスに注ぐと、分単位で〝甘味〟から〝苦味〟へと味わいが変化することが特徴です。抜栓直後は、バリウムの発砲剤のように勢いある泡とともにはちみつレモンの芳香と、オ…
ブルゴーニュらしいピノ・ノワール(ブルピノ)とは、繊細でエレガントな果実味が特徴です。ところが、仲田浩司さんの《ルー・デュモン/ブルゴーニュ ルージュ2013》は、それとは似て非なるテイスト。土っぽさを感じさせるニュアンスで、舌の上でビブラート…
料理にシャンパーニュを合わせるとき、肉や魚といった素材だけでなく、〝タレ〟に注目するのもわたし流です。タレとは料理を引き立てるための調味料ですが、料理とおなじく、材料や製造方法によってその特徴は異なるもの。そのタレを意識することで、シャン…
ワインと料理の合わせ方のコツ。それはずばり、「特性」を合わせるということ。ブルゴーニュワインの特徴は、エレガントかつ、チャーミング。合わせる料理もエレガントでチャーミングであれば、その相性は抜群によくなる、というわけです。 ただ、ブルゴーニ…
ワインの発酵に欠かせないのは、なんといっても〝酵母〟の存在です。 酵母とは微生物のこと。その微生物がぶどう果汁に含まれる糖をエサとして食べ、アルコールと二酸化炭素を発生させます。これがいわゆるアルコール発酵で、この酵母の働きなしにワインは生…