目の前の業務に忙殺されると、心の余裕がなくなり、自分を見失いがちになります。そんなとき、わたしは仕事帰りの一杯を楽しみます。一日の疲れを癒すというよりも、わたしにとって、自分と向き合うための欠かせないルーティーンとなっています。
餃子の一皿を前に、自分への対話がはじまります。餃子はタレにつけるのか、辛さを求めるのか、それともそのまま味わうのか。“食べ方”の選択だけでなく、餃子になにをあわせるのかも重要です。ビール、シャンパーニュ、または日本酒…。その一杯は、そのときの心情や感情を“投影”します。自分と向き合うとは、自分の心に問いかけ、自分の言動をふりかえり、反省し、次に向けての新しい一歩を踏み出すための思考プロセスそのものです。
パリッと焼かれた皮に包まれたジューシーな肉汁を口にした瞬間、喜びとともに心の扉がひらかれます。ふたくち、みくちと進むにつれ、思考が深く、鮮明になっていくのがわかります。心の中の声に耳を傾け、内なる自分と向き合う、自己対話と自己反省。一日の終わりのこの意義深いルーティーンを、これからも大切にしたいと思っています🥂✨
