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“時泥棒”もまたゆかし

待たされることを嫌った江戸っ子。食事は立ったまま、さっとすませられる屋台が好まれたそうです。そこで人気だった“江戸三味”が、鮨、そば、そして天ぷら。

そもそも当時の人々がせっかちであった理由は、時代背景にあるようです。江戸時代の大名時計は一分刻みの精巧なもの。仕える武士はもちろん、商人たちもみな、時間にシビアにならざるを得なかったといいます。「時泥棒は十両の罪」。相手の時間を奪う行為はきびしく禁じられました。当時金品を盗み、それが「死罪」にあたいするかいなか、その境目となる被害額が“十両”でした。つまり、「“時泥棒”は死罪にもあたいする」ということなのでしょう。

急遽「遅れる」と連絡があった友人を待ちながら、ひとり天ぷらと赤ワインを楽しんでいます。待つ時間ですら、いかに優雅で素敵な時間に変えることができるか。「一瞬一瞬を大切に生きなさい」という教訓こそ、わたしが江戸から学んだことです。

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