未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

「火」に敬意を表す

人類が「火」を使いはじめたのは、およそ数十万年前。この一歩は、人類の歴史において革命的な瞬間でした。火を使うことで、寒冷地でも暖をとることや、夜間の活動が可能となりました。また、火は料理や加熱の手段として使われ、生の食材よりも安全性やおいしさが高まり、新しい調理方法の発展につながっています。


そんな「火」に敬意を表しながら、今夜は七輪でのホタテ焼き。炭火の香ばしい煙が立ちあがり、焦げ目がつくと、ホタテの甘みが一気に深まります。炙った表面がきゅっと締まったら、冷えた白ワインの出番です。抜栓したのは、ハッシュ・ヒース・エステートという造り手の「バルフォア・スプリングフィールドシャルドネ 2018」。炭火で焼かれたホタテの旨味は、シャルドネの豊かな果実味と絶妙に絡みあいます。ホタテの甘みがシャルドネの酸味を緩和し、シャルドネの清涼感がホタテの風味を高めてくれるのです。


火の使用は、人類の進化とともに歩んできた歴史といえます。火を囲みながら、家族や仲間と団らんを楽しむのは、今も昔もおなじ。いつの時代も、この暖かい炎が食生活の質を向上させるだけでなく、わたしたちの心をつなぎ、コミュニティや社会性に大きな影響をもたらしてきたのでしょう。
f:id:hrm628:20231114165817j:image