お部屋にはいつも、「お花のある生活を」と心がけています。
今回は、アマダ、ヴァニティルージュ、サムライ、ファーストエディションという4種類の赤バラをチョイス。
よく観察すると、咲き方や色合い、花びらの形・雰囲気、柔らかさなど少しずつ異なりますが、レッドカラーは質感や種類、マリアージュ(組み合わせ)によって、オトナっぽくも、かっこよくもなる色ですね😊
お部屋にはいつも、「お花のある生活を」と心がけています。
今回は、アマダ、ヴァニティルージュ、サムライ、ファーストエディションという4種類の赤バラをチョイス。
よく観察すると、咲き方や色合い、花びらの形・雰囲気、柔らかさなど少しずつ異なりますが、レッドカラーは質感や種類、マリアージュ(組み合わせ)によって、オトナっぽくも、かっこよくもなる色ですね😊
いま、世界から高く評価されている日本人醸造家といえば、なんといっても仲田晃司さんでしょう。その仲田さんのワインの〝個性〟は、ムルソーによく表れています。ムルソーという村は、世界最高峰の白ワインを生み出す産地のひとつとして知られており、熟れた柑橘系の果実や樽の風味が染み込んだ熟成感がムルソーワインの特徴です。これが、力強く男性的といわれる所以でしょう。ところが、仲田さんの《ルー・デュモン/ムルソー2013》はひと味違います。上品かつ柔和な樽香のもと、とても繊細な女性的テイストなのです。
そんな《ルー・デュモン/ムルソー2013》に合わせたいのは、フレンチではなく「鮨」。なかでも、コハダに合わせてほしいのです。脂ののった青魚特有の旨味とほのかに香る甘酸っぱい梅香、そして女性的なムルソーが同時に一体となって口のなかで交わると、白檀(びゃくだん)のような妖艶な香りに包まれるなか、上品でまろやかな酸味に変化するのです。思わず「ファンタスティック!」と叫んでしまいました。
同じ畑のぶどうから造られるワインでも、造り手によって違いがでることこそ、ワインを楽しむ醍醐味です。造り手の性格は、ワインに表れるといわれます。ワインに愛情を注ぎ続ける仲田さんの繊細さやきめ細やかさが、コハダの梅酢〆とのマリアージュを通じて伝わってくるようでした✨✨
夏が旬のチーズは〝ピエダングロワ〟です。ウォッシュタイプのチーズにもかかわらず、クセがなくクリーミーで、上質なバターのようななめらかさが魅力です。
そんなピエダングロワに合わせたいのは、シュナンブランというぶどう品種のスパークリングワイン。なかでも、ロワール地方のブヴェ・ラデュベが生み出す《サフィール ブリュット2014》が私のイチオシです。
いきいきとした酸とフレッシュ感がのど越しよく、まるでミントを口に含みながら、青リンゴを丸かじりしたかのようなさわやかさが特徴です。
冷えた状態ではなく、ピエダングロワを〝常温〟に戻してから《ブヴェ・ラデュベ/サフィール ブリュット2014》を口に含むと、爽快感あふれる泡につつまれて、濃厚なミルク風味が口の中でシュワ〜ッととろけていく変化は、まさに究極マリアージュで、疲れも吹き飛んでしまいます。
たんぱく質やカルシウムが豊富に含まれる栄養価の高いチーズは、夏バテ解消にはぴったりですね😉🧀✨
ムール貝をいただくたびに、私のカラダはボーロワのシャブリを欲します...
ボーロワという村は粘土系の石灰質土壌。南向きの日当たり良好な畑のため、果実が凝縮された力強いワインが生み出されます。
大好きな「ムール貝とロックフォールグラタン」と《アラン・ジョフロワ/シャブリ プルミエクリュ ボーロワ 2012》の相性はすばらしい、のひと言です。
この〝ボーロワ〟はキリッと引き締まっただけのシャブリではなく、ふくらみがあって余韻が長く、非常に繊細かつ複雑なシャブリです。さわやかな酸を感じさせながらも、熟していない南国マンゴーを思わせるような青臭い香り、深いコクとたっぷりとしたボリューム感を兼ね備えています。
特に私が気に入っているのは、今やシャブリはステンレスタンク全盛時代に、あえて木樽を使用しているため、豊かなミネラル分の中にかすかに樽香のニュアンスも楽しむことができる点です。また、樹齢の古いブドウ樹から造られたワインなので、複雑味に富んだ、とても奥行きのある味わいに仕上がっています。
「ムール貝×ロックフォール×ボーロワ」の組み合わせは、まさに〝ファンタスティック!〟であり、感動的です。食がどんどん進みます。
それは《シャブリ ボーロワ》の複雑味が、海の旨味が凝縮されたムール貝の塩気とロックフォールの苦みを引き立てるとともに、味に深みが生まれ、〝食べ飽きないおいしさ〟に変化させてくれるからでしょうね😉
「真鯛のパイ包み焼き」には、ブルゴーニュのピノ・ノワール(ブルピノ)よりも、ラングドックのピノ・ノワール(ランピノ)のほうがよく合います。
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なめらか繊細テイストの〝ブルピノ〟に比べ、〝ランピノ〟は濃縮されたぶどう果実の甘味が特徴。それゆえブルピノでは、「真鯛のパイ包み焼き」の濃厚なバター風味に負けてしまうからです。
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〝ランピノ〟のなかでもオススメは《アルマセルシウス/シュヴァリエ ドゥ カイユス ピノノワール キュヴェ スペシアル2015》
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焼きたてアツアツのときは、《キュヴェ スペシアル》の温度を16度にして合わせると、バターの芳ばしい香りとともにやわらかな甘い果実味が口の中いっぱいに広がります。
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一方時間が経過して、パイ包み焼きがしっとり落ち着いたころはワインクーラーで10度になるまで冷やします。ちょっと冷やすことで《キュヴェ スペシアル》の甘味がおさえられ、鯛の引き締まった味に見事にシンクロするのです。
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このように、異なる温度帯でその変化とマリアージュを楽しむことができるのがワインならではの醍醐味ですね😊
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