大阪唯一のブランド豚、犬鳴(いぬなき)ポーク。ほかの豚肉にはない、格別のおいしさがあります。
そのヒミツは、たぐいまれな飼料。一般的には輸入トウモロコシなどの穀物飼料がおおいなか、犬鳴ポークは地元であまった食パンなどの、小麦食品が餌としてあたえられるのです。どんぐりを食べて育つイベリコ豚に独特の風味があるように、パンを食べて育った犬鳴ポークには、パンドミーをトーストしたような芳ばしさと、ミルキーな甘みを感じます。
今回は、この犬鳴ポークをパテ・ド・カンパーニュに。合わせるべくシャンパーニュは≪エルベール・ボーフォール/ブリュット・ロゼ・グランクリュ≫がおすすめです。このロゼの最大の特徴は、フレッシュな赤いベリーを想わせる香り、酸、旨みが、ファーストアタックから余韻にいたるまで終始主張している点。さっくり焼けたスコーンにクロテッドクリームと苺のコンフィチュールが添えてあるかのごとく、犬鳴ポークとの相性は抜群です。
関西がほこる犬鳴ポークと、エルベール・ボーフォール。アフタヌーンティーのような、優雅なひとときを演出してくれるマリアージュです✨✨