カリフォルニアロールに代表される「すしロール」。じつは日本人が考案した料理、というのはあまり知られていない逸話です。
こんやは〝スパイダーロール〟こと、ソフトシェルクラブのすしロール。通常のすし飯より酢をおさえたシャリ。ひかえめな香味の《モエ・エ・シャンドン/アンペリアル》も相まって、カニの旨味と油のコクがきわだちます。
「すしロール」と日本の「巻きずし」との決定的なちがい。それは海苔の巻き方にあり。黒々とした海苔に抵抗をいだく外国人がすくなくないため、海苔を内側にして巻くこのスタイルがあみだされたそうです。
ときに、型にはまらない〝型はずし〟が求められます。ワイン入門者は、カシスリキュールをまぜた「キール」や、シャンパーニュベースの「ミモザ」といった〝傍流〟からスタートしてもよいかもしれませんね🥂✨