未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

白×青のコンビネーション

種類の豊富なナチュラルチーズ。その数1,000を超えるといわれています。なかでも白カビタイプとえいば「カマンベール」。とろりとした柔らかさとマイルドな牛乳のコクがとても美味。また、ブルーチーズ(青カビタイプ)を代表するのが「ゴルゴンゾーラ」。濃厚な味わいで、個性的な香りと舌をさすような刺激的な塩味が特徴です。

 

このカマンベールとゴルゴンゾーラの名をかけ合わせた「カンボゾーラ」というチーズをご存知でしょうか。その名のとおり外は白カビ、中はブルー。双方のおいしさをあわせもつたいへんユニークなチーズです。

 

塩味のつよいブルーチーズと甘口ワインは定番の組み合わせ。とりわけカンボゾーラには甘口ワインの〝熟成もの〟をお薦めします。白カビを纏うことで、一般的なブルーよりやわらかな味わいのカンボゾーラ。熟成でまろやかになったワインの甘味と、とてもバランスがよいからです。

 

今回は《シャトー・ド・シャトリューズ1982》。生産者はすでに引退され、所有していた畑はソーテルヌ第一級のシャトー・ギローに引き継がれています。およそ40年の経年で茶褐色に変化したワインは、イソジンを想わせるヨード香、芳醇なお醤油の香り、ラム酒のあまい芳香がまじりあいます。黒糖やデーツのような上品で深みのある甘味と、繊細かつエレガントな酸。カンボゾーラのミルキーな味わいとピリッとした苦みが、一層ゆたかなに感じられます。

 

カンボゾーラは青カビタイプが苦手な方にもおすすめです。見かけられた際は、ぜひお試しくださいね✨

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