未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

経営者目線で考える

ロココ・東京・ホワイト》。ワインのようなさわやかなアロマ、極めてひかえめな苦み、そしてどこか〝豆腐〟を彷彿とさせる馴染みのある味わい。このビール、単独でいただくと存在感はとても希薄ですが、料理と合わせることで本領を発揮します。和洋折衷、あらゆる素材の魅力を極限にまで引きだしてくれるのです。世界のレストラン「エル・ブジ」の元シェフが監修した「イネディット」ビールに通じるところあり。そんなロココの販売価格は、一般的なビールのおよそ10倍。常識はずれではありますが、それ相当の価値があるとわたしは思っています。

 

シャンパーニュにも引けをとらない繊細な泡。アペリティフや、前菜に合わせる一杯としても最適です。きょうは「本マグロ~ビーツと桜鱒のタルタル/キャビアのソース添え~」とともに。滋味深いビーツとタルタルの酸味はまるで〝酢飯〟のよう。キャビアの塩味も相まってマグロの旨味が引き立ちます。そう、ロココといただくことで、素材の良さがより際立ち、このひとさらが進化系の〝鮨〟のごとく昇華するのです。

 

ビール界に新風を巻き起こした、ロココ。リリース当初は一般小売はなく、ミシュラン星付きなどの一流店でしか飲めないビールでした。ところが、現在はだれもがネット購入できてしまう...。ロココファンとしては、正直、複雑な心境です。消費者目線ではなく、〝経営者目線〟で考えると、僭越ながらメゾン・ロココに異議を唱えたい。「コンセプトとブランディングは、決してブレてはいけない」と。いちファンとして、メゾン・ロココの今後に期待を寄せています🍺✨

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