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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

ほんとうに、ご飯にワインは合わないのか

ご飯にワイン。合わないと思っている方が多いのではないでしょうか。海外では、リゾットやパエリアといった米料理をワインに合わせることはめずらしくありません。必ずしも「ご飯にワインが合わない」わけではなさそうです。

 

日本の米料理のひとつに、「炊き込みご飯」があります。ご存知のとおり、炊き込みご飯とは米に出汁、調味料、季節の具材をくわえて炊く米料理です。一緒に炊き込むことで、グルタミン酸などの旨味成分が米に浸透。白米とはことなり、味の輪郭が鮮明になります。

 

きょうは直火釜で炊き込んだ「釜飯」。米の甘みが増し、出汁や素材の香りがより薫り高く炊きあがる釜飯には、〝甘い〟シャブリがおすすめ。甘辛いご飯と調和し、海鮮であれ山菜であれ、具材のゆたかな風味をより一層引き立てるからです。シャブリというと、〝辛い〟イメージがある人も少なくないかもしれませんが、畑によってはシャブリ特有のミネラル感に加え、南国フルーツのような凝縮感ある甘みを備えている逸品もあります。たとえば、《ドメーヌ・ジョエル・ヴリニョ》の《プルミエ・クリュ・フルショーム2015》。シロップを煮つめたリンゴ飴のような甘みが特徴です。昨今「カンロ飴」をつかったレシピが注目を集めていますが、炊き込みご飯がその一例にあるように、絶妙な相性の良さです。ぜひ一度、お試しくださいね。

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