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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

「ヨコ置き」か「タテ置き」か、それが問題

ソムリエ泣かせのオールド・ヴィンテージ。長期の経年で、コルクがひどく痛んでいる場合がすくなくありません。乾燥して硬くなったコルク、湿気をふくみもろくなったコルク。ともに、瓶内に断片を落とさず抜栓するのは至難のわざ。

 

こんやの《ダム・ド・モンローズ2004》。“オールド・ヴィンテージ”と呼ぶにはいささか早いワインですが、ソムリエいわく、思いのほか難を要したとのこと。さいわいにもワインの状態は健全。ダークチョコ、カシス、ダマスクローズのような優艶な熟成風味を、仔鴨のローストとともに堪能します。

 

コルクの状態を左右する、ワインの保管方法「ヨコ置き」と「タテ置き」。一般的には、コルクの乾燥を防ぐために「ヨコ置き」がよいとされています。一方、「タテ置き」でも瓶内はつねに湿度100%に保たれ、コルクは乾燥しないという研究結果も。むしろ、長期間のヨコ置きはコルクの浸水劣化につながるといいます。わたしの場合「ヨコ置き」が基本ですが、オールド・ヴィンテージだけは「タテ置き」にしています。コルクの)劣化により、「ヨコ置き」では液漏れの心配があるからです。「ヨコ置き」か「タテ置き」か。オールド・ヴィンテージの保管方法は、じつに悩ましい問題です。

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