一流のショコラティエが織りなすショコラに共通しているのは、おいしさもさることながら、思わずため息が出るような〝美しさ〟です。
色鮮やかなカラー、直線と曲線がなす美しいフォルム…、この小さな〝宝石〟の中に、無限のおいしさが広がります。
一流製品などの「機能美」のように、一流ショコラの世界も、おいしさを追求していくと「美味美」にたどりつくのですね。
一流のショコラティエが織りなすショコラに共通しているのは、おいしさもさることながら、思わずため息が出るような〝美しさ〟です。
色鮮やかなカラー、直線と曲線がなす美しいフォルム…、この小さな〝宝石〟の中に、無限のおいしさが広がります。
一流製品などの「機能美」のように、一流ショコラの世界も、おいしさを追求していくと「美味美」にたどりつくのですね。
京都を旅すると、食いしん坊の私は決まって〝平井牛(ひらいぎゅう)〟😋
私にとって平井牛はお肉というより、口の中でサラっと溶けてなくなってしまう〝大トロ〟の感覚です。
さて「お魚には白ワイン」といわれますが、トロ には白ワインではなく、冷涼感あふれる〝赤〟が一番合うと私は思っています。
冷涼感を感じるワインといえば、やはり〝マルサネ(村名)〟でしょう。
マルサネは、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイ地区の最北端に位置するため、タンニンが押さえられ、酸味がしまったシャープな味わいのワインが多く生み出されることで有名です。
なかでも、オススメなのが《エルヴェ シャルロパン/マルサネ クロ・デュ・ロワ2015》
ラズベリーや野いちごを連想させるフレッシュ感に加えて、冷たい土、氷雨のような冷涼感が特徴です。
平井牛に合わせると、そのシャープな酸味がお肉に染み込むおかげで、口の中で脂っこさが中和され、凝縮された旨味だけが残るのです。
マルサネワインは 〝平井牛〟を変えてしまう力をもっています!ぜひお試しください😉
冷やしすぎずては絶対ダメなワイン。
それがルロワの白です。10度前後の温度がとてもおいしく、さらにトーストした甘い樽香を楽しむなら、その後12度で飲むことをオススメします。
口に含んだ瞬間、ぴりっと舌に突き刺さるような果実味が〝波〟のように押し寄せてくるのが《ルロワ/ブルゴーニュブラン》の特徴です。
しかしそのファーストアタックとは対照的に、アフターにかけてはほんのり蜂蜜の風味が余韻として残り、エレガントな味わいに姿を変えていくから不思議です。
一方、〝幻の高級魚〟と呼ばれているのが、今回いただいた「桜鱒(さくらます)」
口に含んだ瞬間に厚みのある脂の旨みの凝縮感を感じましたが、アフターではあっさりとした素朴な甘みに変わっていくのです。
ファーストアタックとアフターの〝ギャップ〟こそ、桜鱒とルロアの共通点です。
桜鱒をひとくち、その後《ルロワ/ブルゴーニュブラン》をいただくと、桜鱒のアフターとルロワのファーストアタックが〝時間差〟で重なり、素朴な甘みの余韻をまさにルロワが〝波〟のように長く演出し、これまで経験したことのない格別のおいしさに満たされたのです。
似たもの同士が奏でる、初体験マリアージュに感動です😊✨
今朝は〝世界一おいしいと私が思う〟飲むヨーグルトに、
北海道完熟トマトのジュース
長野ふじりんごのジュース
愛媛みかんのジュース
を合わせてみました。
予想に反して、
『トマト×ヨーグルト』がベストマッチ!
どちらも共通しているのは奥深さと濃厚な舌触り…。
トマトの上品な甘味、ヨーグルト特有の酸味が絶妙なバランスを醸し出します。
これぞ、新テイストです👍‼️
シャンパーニュに認められているぶどう品種は、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエの3品種です。
その中でピノ・ムニエはあくまでシャルドネやピノ・ノワールの引き立て役、味の調え役としていつも取り扱われます。そのためピノ・ムニエをメインとするシャンパーニュは世の中にほとんど存在しないのです。
ところが、ローシェという造り手はこの脇役を主役にして、世の中を驚かせました。それが、
《シャトー・ド・ローシェ/キュヴェ・セレクション・ブリュット》
このシャンパーニュは、なんとピノ・ムニエが85%も含まれるとても珍しい〝ブラン・ド・ノワール〟なのです。
以前にご紹介した「バロン・ドーヴェルニュ・フィーヌ・フルール」もブラン・ド・ノワールですが、まったく似ても似つかないテイストです。
香りも味も、まるで〝黒酢ハチミツ〟のようで、比内地鶏の引き締まった弾力、そして噛めば噛むほど口に広がるジューシーかつ濃厚な旨味に決して負けることはありません。
そしてピノ・ムニエ特有のパンチの効いたボディと果実の凝縮感が絶妙にからみあい、見事なまでのマリアージュを奏でるのでした🥂✨
シャンパーニュは知れば知るほど、本当に奥深いです...
【極上鮨にはどんなシャンパーニュをあわせるべきか】とても興味深いテーマです。
結論からいえば、極上鮨には〝トリ単〟シャンパーニュをオススメします。
〝トリ単〟とは、トリプル単一の略で、
「単一畑・単一品種・単一ミレジム」
のシャンパーニュのことです。
単一畑とはある一区画の畑のぶどうだけを使ってシャンパーニュをつくること、単一品種とはぶどうの品種が一種類しか使われないことを意味します。ミレジムとは、ヴィンテージと同義語です。
一般的にアッサンブラージュすることなく「単一畑・単一品種・単一ミレジム」でワインづくりを行うということは、にわかには信じがたく、自社のぶどうの品質に絶対的な自信がないとできないことでしょう。
アッサンブラージュとは異なる年/品種/畑のぶどう、ならびに数十種類のベースワインをブレンドすることをいいます。天候不順のリスクを避け、高品質のシャンパーニュを安定供給するためには常識的に不可欠とされており、アッサンブラージュの技術こそメゾンの手腕といわれるゆえんです。
極上鮨にふさわしい〝トリ単〟シャンパーニュの中で、私のイチオシは《バロン・ドーヴェルニュ・フィーヌ・フルール》
エチケットに描かれた大きく鮮やかなマーガレットが特徴的で、Bouzy村のグランクリュ畑からとれる最上質のピノノワールだけを使います。それも秀作年だけに限定生産される稀少性の高いシャンパーニュです。それでもあえてヴィンテージを表記しないところに粋な姿勢と「極上のシャンパーニュとはどうあるべきか」という並々ならぬこだわりを感じずにはいられません。
モンターニュ ド ランス地区には9つのグランクリュがありますが、これまでご紹介したAombonnayのアンリ・ビリオやVerzenayのミッシェル・アルノーとはテイストがまったく異なります。
《バロン・ドーヴェルニュ・フィーヌ・フルール》をひとくち口に含むと、ブラン・ド・ノワールとはとても信じられず、その対極を成す〝ブラン・ド・ブラン〟?と間違ってしまうほどの超硬質なミネラル感の上に超フレッシュな酸が口の中に広がります。本当に「マーガレットのような白い花の香り」が鼻に抜けるかのようです。そして超微細な気泡が極上の鮨ネタを優しく包み込み、ピンと張り詰めた心地よい緊張感と混じりっけのないそのピュア度の高さにいつも心酔してしまいます。
〝トリ単〟はどんな小さなごまかしもきかない究極のシャンパーニュといえますが、食材に一切の妥協を許さず、隙のない美学を感じさせる極上鮨にまさに通じるところがあります。
極上鮨には《バロン・ドーヴェルニュ・フィーヌ・フルール》を是非お試し下さいね😋❣️