しょう油をつけなくてもよい江戸前鮨。にぎりたては箸ではなく、指でつまんで食したいもの。わたしは「人さし指」と「なか指」をひとつの指のようにそろえ、親指を軽くそえていただきます。鮨をやさしく“つつむ”ようなイメージです。
こんやは《モイヤ・ジョウリ・ギルボー/トラディシオン・ブリュット》とたのしむ、江戸前鮨。ピノ・ノワール80%のあつみとコクに、絶妙な苦味。カマンベールのような発酵風味もあいまって、複雑みに帯びた印象です。江戸前らしい赤シャリ、コハダやサバといった光もの特有の風味ととてもよく調和します。
素敵な女性はちょっとしたしぐさにも“気品”があらわれます。ビジネス会食だけでなく、たとえ気心知れた仲間内での飲み会でも、食べ方に気をくばれるような女性を目指したいものです✨