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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

無味の味

ふぐの刺身に、ねぎ、もみじおろしを添え、ピノ・ムニエ主体のシャンパーニュと食すのは至福のひととき。ピノ・ムニエならではの苦み、香ばしさがアクセントとなるからです。《シャルル・ヴェルシ/キュヴェ・ド・レゼルヴ》はそれを叶えてくれます。

そんなふぐを「無味の味」と評したのが、北大路魯山人。ひょっとすると魯山人は江戸中期の博物学者、平賀源内からヒントを得たのかもしれません。「無味の味は、佳境にいらざればすなわち知れず」という言葉を残しているからです。

画家、陶芸家、書道家など多能な芸術家であった魯山人。わたしにとって“無味の味”は、感性を極限まで研ぎすますことの大切さを気づかせてくれる大好きな言葉のひとつです。

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