カルパッチョとは、生肉・生魚にオリーブオイルなどの調味料をかけたもの。素材をいかしたシンプルな料理です。そんなシンプルな料理ほど、料理人の“腕の差”があらわれます。
たとえばタコのカルパッチョ。生の切り身にドレッシングをかけて供するのが一般的。ところがこんやのシェフは、生の身に、“炙りきゅうばん”を散りばめます。きゅうばんは炙ることで、香ばしさと弾力がまし、味わいも濃厚に。淡泊な身とのコントラストが、料理の奥行きを深めます。さらに《ピエール・カロ/ブラン・ド・ブラン・グランクリュ》なら、柑橘系の酸と白桃のような果実味が、ヴィネグレットソースのように調和。タコのやさしい甘味を増幅させます。
シンプルな料理の奥深さがます、“隠し味”。シェフとの会話もはずみます🥂✨