未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

たかが色名、されど色名

現代社会において、「シャンパンゴールド」や「ボルドーカラー」といったワイン由来の色名は、ファッションやインテリアデザイン、自動車、家電製品、さらには工芸品まで、さまざまな分野で取り入れられています。なぜ、これらの色名はひろく一般的に使われるようになったのでしょうか。それは、その背景にある文化的要素が影響していると思っています。

たとえば、「ボルドーカラー」は、フランスのボルドー地域で生産される深紅のワインを想像させる色であり、このネーミングからは威厳や伝統、格式高さを感じることができます。一方「シャンパンゴールド」は、華やかさや高級感、エレガンスを表現する色です。これらの色がわたしたちの生活において記念日や特別な日を祝うシンボルとしての役割を果たしていることから、ワインそのものがもつ歴史観や物語性が色名に反映されているのでしょう。

わたしのなかでは、シャンパンゴールドといえば、ロワイエ・エ・フィスの《キュヴェ・ド・レゼルヴ・ブリュット》。学生時代、友人の記念日に抜栓した思い出深いシャンパーニュです。その美しすぎる「シャンパンゴールド」をじっと眺めていた彼女の笑顔が今でも目に焼き付いています。

同じように「チョコレートブラウン」や「抹茶グリーン」など、世には食からインスピレーションを受けた色名も多く存在します。たかが色名、されど色名。色名が単なるネーミングでなく、その背景には文化的要素が含まれている可能性があります。これからも日常の中で出会う色名を意識し、その奥深さを感じ取れるようになりたいものです。 

f:id:hrm628:20230815194807j:image