未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

ソーセージの多様性と可能性

日本では、ソーセージといえば「豚肉」のイメージが強いかもしれません。しかし、世界に目を向けると、ソーセージに使われる肉の種類は実に豊富で多様です。

 

たとえば、ギリシャや中東では、羊肉を使ったソーセージが一般的であり、特有の風味とスパイスが特徴です。イタリアのトスカーナ地方やフランス南部では、イノシシ肉のソーセージが伝統的な料理として親しまれています。そのワイルドな風味は一度食べると忘れられません。また、スペインではウサギ肉を使ったソーセージがあり、中国の北京料理ではアヒル肉を使ったソーセージも人気です。

 

今夜のソーセージは「鹿肉」。鹿肉はその濃厚な旨味と風味で、厚みとコクのある「ブラン・ド・ノワール」がよく合います。なかでも、エティエンヌ・ルフェーヴルの「ブラン・ド・ノワール グラン・クリュ」は平均樹齢45年のピノ・ノワールだけでつくられており、熟成期間は24ヶ月と長く、ドサージュは6g/L。ふくよかな果実味のなかにも力強さが備わっており、鹿肉のパワーに負けないだけでなく、鹿肉にそっと上品な甘みを添えてくれるのです。

 

わたしはソーセージの肉の種類によって、シャンパーニュを合わせることを楽しんでいます。鶏肉のソーセージにはドサージュ低めの「エクストラドライ」、豚肉にはバランスの取れた「ブリュット」、イノシシ肉には甘みが際立つ「ロゼ」といった具合に、です。さまざまな種類のソーセージを体験し、それぞれの肉の特性と相性のよいシャンパーニュを知っておくことで、食卓はより豊かにより楽しくなるはずです。みなさまも世界各地に訪れる際は、さまざまなソーセージに挑戦し、その多様性と可能性を見つけてくださいね。

f:id:hrm628:20240805040714j:image