生産者の特徴を知るには、おなじ生産者のラインナップを多く試すことがオススメ。どの銘柄にも共通のアイデンティティを感じるはずです。「アイデンティティ」とは、唯一無二の独自性を確立する要素。つまり、そのつくり手〝らしさ〟をあらわします。
たとえば、コート・デ・ブランのシャルドネがメゾンの象徴である《テタンジェ》。各銘柄、共通してエレガントなフィネスを感じます。なかでも瑞々しく繊細な《ブリュット・レゼルブ》は「貝割れ」の辛みを引き立て、なめらかな果実味の《プレスティージュ・ロゼ》は、とろける甘さの「中トロ」によく合います。
ビールもしかり。「キリン派」「アサヒ派」等とわかれるのは、つくり手のアイデンティティに惹かれるからでしょう。アイデンティティは、嗜好の〝みちしるべ〟といえそうです🍷🍺