ビールやチューハイにくらべると「ワイン」を日常的に楽しむひとは、そう多くありません。国税庁の統計によると、2019年度の酒類小売数量のうち、「ビール」と「発泡酒」がしめる割合は34.5%、缶チューハイやハイボールなどの「リキュール」は30%です。対してワインの「果実酒」は4.1%という低さ。〝格式高い〟というイメージが先行し、ワインと聞いただけで身構えてしまうのではないでしょうか。
そんな方にこそ飲んでほしいワインが、《フェヴレイ》という生産者がつくる《メルキュレ》村のワイン。軽やかで、どこか〝ひとなつっこさ〟を覚える味わい。肩ひじ張らず、ぜひ焼肉と一緒にお楽しみください。今回の2017年ヴィンテージは、メゾンが4-8年の熟成期間を推奨。まさに旬を迎えるメルキュレです。《ラ・フランボワジエール》という畑のワインは、クランベリーやイチゴの香りにジューシーな果実味。淡泊なホルモン「ミノ」が甘みを増したかのように昇華します。また一級畑の《クロ・デ・ミグラン》は、なめし皮や生肉を想わせる芳香。前者より濃厚で、若干渋みをつよく感じます。こちらは牛ならでの凝縮感ある旨味、「ハラミ」にぴったり。
フェヴレイは生産銘柄がとりわけ豊富。ワイン初心者にもやさしいワインが多くラインナップされています。《メルキュレ》でワインに興味をもった方は、ぜひ、ほかの銘柄にもチャレンジしてみてくださいね🍷