未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

フランスワインは、産地名と品種名を紐付ける

今宵のワインは「シャトー・カノン・ラ・ガフリエール1997」。サンテミリオンの生産者で、2012年の再格付けで〝第一級特別B〟に格上げされた、実力派シャトーです。メルローならではのみずみずしく濃厚な果実味は、ヴィンテージを疑うほどに豊潤で、A5和牛の凝縮感ある旨味と均衡のとれたマリアージュを楽しませてくれます。

 

一般的にフランスワインは、産地名(たとえば「サンテミリオン」等)はエチケットに記載されていますが、〝メルロー〟などの品種名は記載されていません。ワイン法で使用可能品種が定められていますが、表示義務はありません。それでもエチケットに記載するのが〝消費者ファースト〟というものですが、行わない生産者が圧倒的多数です。この現実が、フランスワインの格式高さを物語っています。対照的に、ニューワールドと呼ばれる国々、たとえばアメリカであれば、義務づけはなくとも大多数の生産者がエチケットに品種名を記載しています。

 

フランスワインの敷居が高いと思っている方は、まずは産地名と品種名を紐付けましょう。兵庫県といえば山田錦新潟県といえば五百万石のように、ボルドー左岸のメドックは「カベルネ・ソーヴィニョン」、ボルドー右岸のサンテミリオンは「メルロー」、ブルゴーニュは「ピノ・ノワール」、アルザスは「リースリング」、ラングドッグなら「グルナッシュ」といった具合にです。産地名と品種名を紐付けることで、その歴史的背景やテロワールを理解することにつながり、ワインがいっそう身近に感じること間違いなしです🍷

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