「アジとは味なり。その美なり」と古書にもあるように、〝美味な魚〟が鯵(アジ)の語源の一説。種類が豊富なアジは、どの種も共通して強烈なうまみを呈します。
そんなアジをシャンパーニュとの相性を探りつつ、鮨で食べ比べるのも楽しいもの。おなじ造り手のシャンパーニュなら、銘柄が違っても基軸となる共通の風味が潜在しているので、マリアージュ比較におすすめです。
たとえば《キャティア》。広大な貯蔵庫で、長期熟成させるのが基本スタイル。すべての銘柄に落ち着いた旨みと安定感を覚えます。アジ特有の風味と、鯛のような上品さをあわせもつ銀河目アジなら《ブリュット・プルミエクリュ》。ほのかな甘みと均衡のとれた厚みで、上品な鮨ダネを一層エレガントに引き立てます。また、アジの象徴ともいえる真アジには《キュヴェ・ローザ》。柑橘系の分厚い果実味と、あとにつづく燻製味。この味の一変をきっかけに、アジ特有のおいしさがくちのなかで炸裂するかのように広がります。
ともに種類が豊富なアジとキャティア。〝美味なあじ〟がいっそう冴える組み合わせを探してみてくださいね🍣🥂✨