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私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

三種の神器

串カツにはキャベツ、鮨にはガリがつきものです。このキャベツとガリ、一見まったく別物のようですが、じつは〝非て似なる〟もの。なぜなら、ともに「お口直し」の役割を担っているからです。キャベツは串カツの油やソースの余韻を、ガリは口にのこった魚の香りを拭い去ってくれます。すると、口の中がさっぱりとし、次にいただく串・鮨の味をより鮮明に感じるとることができます。

 

きょうは《アンリオ・ロゼ》の新旧エチケット品で串カツを堪能。〝旧〟といえど、2016年7月まで国内流通していたもの。色合いは現行品よりわずかに濃い程度で、泡の勢いもいまだ健在。見た目で新旧を判断するのは非常に困難です。ところが香りと味わいには歴然とした差が…。現行品はフランボワーズなど、赤いベリーの香味でじつにチャーミングな印象。若さとやさしさが溢れる味わい。白身魚など淡泊な串と相性抜群です。対して、旧エチケット品は、強烈な焦げ香と、腹底から突き上げられるような力強さ、そして並はずれた余韻の長さが特徴です。年の功を感じさせる、堂々たる印象。牛肉など濃厚な串とみごとに調和します。

 

いうまでもなく、串カツの「キャベツ」も鮨の「ガリ」も、料理を引き立たせるための脇役。串カツ、キャベツ、お酒は、わたしにとっていずれも欠かすことのできない〝三種の神器〟です🥂✨

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