未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

禁断のマリアージュ?

独特の食感が魅力の「数の子」。ニシンの卵であることは、よく知られています。似た食感の鮨ダネに「子持ち昆布」がありますが、じつはこれもニシンが昆布に卵を産みつけたもの。


きょうはフランスを代表する大手メゾン、《モエ・エ・シャンドン》とたのしむにぎり鮨。あわいイエローゴールドは、メゾンの顔《モエ・アンペリアル》です。洋ナシの果実香に、パンドミーのクラム(白い部分)をおもわせるやさしい酵母香。味わい全体もやわらかな印象で、関西の甘めのシャリとじつによく調和。「数の子」の塩味と磯の香りをひきたててくれます。一方《アンペリアル・ロゼ》は、口紅をほうふつとさせるルージュカラーに、焼きたてベリーデニッシュの香り。ドザージュは白とおなじ7g/ℓですが、ほんのり甘みを感じさせる果実味。昆布の旨味がました「子持ち昆布」に、ピノ・ノワールのコクを重ねるかのごとく、鮨を昇華させるのです。


ワインにふくまれる鉄分が、魚卵特有の香りを強めてしまうというのは事実。しかし、シャンパーニュは例外。酵母と接している時間がながいため、酵母が鉄分をより多く吸着してくれるからです。「数の子とワインはあわない」とこれまで敬遠されていた方、ぜひ一度〝シャンパーニュ〟でお試しくださいね🥂🍾✨

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