未知なるマリアージュの世界へようこそ!

私の超オススメワインをご紹介します🥂🍷✨

2021-01-01から1年間の記事一覧

不思議な〝泡〟

「ティラージュ」とは〝瓶詰め〟を意味するシャンパーニュ用語。できあがったシャンパーニュを瓶に詰めるのではなく、一次発酵をおえた非発泡のワインを瓶に詰める工程です。その際「リキュール・ド・ティラージュ」という、酵母と酵母のエサとなる糖分をふ…

わたしがワインに魅了される理由

ワインには「飲み頃」というものがあります。飲み頃とは、味と香りが〝ピーク〟に達する時期のこと。リリース後すぐに楽しめるワインもあれば、数十年かけてピークをむかえるワインもあります。 今回はそんな経年変化が楽しめるボルドー、《シャトー・ムーラ…

シャサーニュ・モランッシェの赤

ブルゴーニュ「シャサーニュ・モランッシェ」村。いわずと知れた、白ワインの銘醸地です。しかし忘れてはならないのが、高品質な〝赤ワイン〟。かつては赤が白の生産量をうわまわっていたほど。秀逸なピノ・ノワールを生むテロワールは、いまなお健在です。 …

経年変化による魅力

ブレンド法によるロゼ。ヴィンテージ・シャンパーニュ。澱をとりのぞくための動瓶台。これらすべてを世に誕生させたマダム・クリコ。現在にいたるシャンパーニュ界の発展は、彼女なしには成し得なかったといっても過言ではありません。 そんな彼女へのオマー…

餃子の調理法にあわせて

餃子をシャンパーニュといただく〝ギョウシャン〟。おすすめはピノ・ノワールの含有率がたかいもの。しっかりとした骨格で、ジューシーな肉の旨味に負けない厚みとコクを呈するからです。 今回セレクトは《グルエ/ブリュット》。ピノ・ノワール80%、とギョ…

クレマンの魅力

シャンパーニュとおなじ、瓶内二次発酵でつくられる「クレマン」。フランスの8つの地域でのみ、生産がゆるされた発泡ワインです。その最大の魅力はバラエティゆたかな品種。シャンパーニュはおもにシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエであるのに対し、…

音楽も料理も不思議

玉ねぎの歌(La chanson de l’oignon)。ナポレオン軍も歌っていた行進曲です。「油で揚げた玉ねぎが好き。玉ねぎはおいしいから好き」。勇ましく歌う軍人たちを想像すると、なんだか微笑ましく感じます。 そんな油で揚げた、オニオンリングに合わせるのはシ…

「哲学」を感じるシャンパーニュ

「スタンダード・キュヴェ」とはメゾンの基本スタイルのシャンパーニュ。対して「プレスティージュ・キュヴェ」は、メゾンがまさに〝プレスティージュ(威信)〟をかけてつくる特別な一本です。 なかでも、シャンパーニュの代表格《ローランペリエ》のプレテ…

ボキューズ談議に花が咲く

フランス料理を世界にひろめた、ポール・ボキューズ氏。〝ヌーベル・キュイジーヌ〟の旗手的存在です。それまでの、濃い味のソースや油脂を多用するフランス料理に対し、素材の味をひきたてる軽やかなフレンチが、ヌーベル・キュイジーヌ(新しい料理)。歴…

迷ったときはブラン・ド・ブラン

〝鮨シャン〟でシャンパーニュ選びに迷ったときは、ブラン・ド・ブラン。シャルドネ100%のすっきりとした酸が酢飯と相まって、魚の旨みを引き立てるからです。Blanc de Blancsとは「白(ぶどう)の白(シャンパーニュ)」という意味。一般的な白シャンパーニ…

ワインはグラスで変わる

〝フルート型〟と〝チューリップ型〟。シャンパーニュグラスの主流です。直線的なフルート型は泡の立ちのぼりが美しく、ふくらみのあるチューリップ型は香りをより豊かに感じとることができます。 マグナムシャンパーニュをフルート型でいただくのも、楽しみ…

知られざるラングドックの魅力

フランス最大のワイン産地、ラングドック・ルーション地方。17万ヘクタールを超える栽培面積は、フランスのぶどう畑全体の40%に相当します。赤は「グルナッシュ」や「シラー」が主要品種のなか、知るひとぞ知る逸品が「ピノ・ノワール」。温暖な気候で太陽を…